レジスター画面にて使用する機器の接続設定を 行います。 設定する必要があるのは、レシートプリンタ (レシートの印刷) とカスタマディスプレイ (顧客に対する料金の表示など)です。
レジスター機能では、請求書や配送伝票等の印刷も行いますが、これらは 「デフォルトのプリンタ」に印刷されます。 そのためA4等の通常のプリンタを「デフォルトのプリンタ」として設定しておいてください。
以下のいずれかの設定を選択してください。 デフォルトは「無し」です。
レシートプリンタを使用しません。
レシートプリンタシミュレータを表示します。
レシートプリンタ機器がなくとも、ウインドウ上で「どのようにレシートが印刷されるか」という イメージが表示されます。 このイメージは「TM-T88シリーズの80mmあるいは58mmモデル」になっています。
※実際のプリンタ印字と同一のイメージを画面上に表示することはできません。ご了承ください。
通常のWindows用プリンタに印刷する設定です。 通常のWindowsプリンタでは、ロール紙ではなくカット紙に印刷するようになっていますが、 それでよろしければレシートプリンタとして利用することができます。 また、TM-T88シリーズ、TSP100シリーズでの印字は内臓フォントでの印字となりますが、 Windowsプリンタでは、パソコンにインストール済みの任意のフォントを利用することができます。
大きなA4用紙ではなく、A6用紙等を使用すれば、レシートプリンタとして利用することができます。 ただし、以下の点に注意してください。
設定項目は以下のとおりです。
※TM-T88シリーズやTSP100シリーズも「Windowsプリンタ」として使用することができます。 ただし、シリアルポート機のようなインターフェーススピードの遅い機種では実用的ではありません。 すべての印字データがイメージとして送られるからです。
TM-T88シリーズをはじめとする EPSONプリンタを使うための設定です。 現在はTM-T88シリーズのみをサポートしていますが、 EPSON社製品に限らずESC/POSをサポートする他社製プリンタもこの設定で動作する可能性があります。
スター精密 TSP100futurePRNTを使うための設定です。 既にこのプリンタ用のデバイスドライバがインストールされているものとします。 「選択」ボタンからプリンタの名前を選択し、レシート幅(72mmあるいは51mm)を選択します。
カスタマディスプレイは最大二つ使用することができますが、両者は同一の内容が表示されます。 通常は一つだけ設定してください。 例えば、銭湯の番台のように、カウンタが二つある場合に二つのカスタマディスプレイを使用することができます。
それぞれの設定では以下のいずれかを選択してください。デフォルトは「無しです」。
カスタマディスプレイを使用しません。
カスタマディスプレイシミュレータを表示します。
レシートプリンタのシミュレータと同様に、実際の機器を接続せずとも 「カスタマディスプレイ」にどのように表示されるかをウインドウ上に表示します。
表示する際のフォントサイズを選択することができます。 デフォルトは12です。
DM-D110シリーズを使うための設定です。 既にこの機器のデバイスドライバがインストールされているものとします。 「選択」ボタンからプリンタの名前を選択すればOKです。
※カスタマディスプレイは、紙を印刷するための「プリンタ」ではありませんが、 OS上ではプリンタとして扱われることに注意してください。
VFD2002Eを使うための設定です。 FKシステム発売のLD220も同じ設定です。 また、EPSON DM-D110を「シリアル接続」する場合にもこの設定を使います。
本システムでは、これらの機器の接続はシリアル接続(RS232Cによる接続)のみをサポートしています。 したがって、シリアル接続(RS232C)パラメータを指定します。 デフォルトから変更する必要があるのは、ほとんどの場合「ポート」だけです。 デフォルトでは「COM1」となっているので、必要に応じて「COM2」「COM3」などに変更します。
ポート以外の設定は、機器本体の設定と一致させる必要があります。
※ポートの指定を行うと、「ポートが使用中」などのエラーになることがあります。 これは他のアプリケーションか、あるいはプリンタドライバがそのポートを既に使用している場合です。 この場合は、プリンタドライバ側のポートとして別のポートを指定しなければなりません。