レポートモデル
ラベル設計などで使用可能なFreeMarker(http://freemarker.org/)のデータモデルについて解説します。 簡単に言えば、ラベル設計からラベルを印刷するときに、ある種の「マーキング」をしておくことにより、 それを商品名などに置き換えるための目印(マーク)です。
すべてのラベルにおいて、以下のすべてのデータモデルが使用できるわけでは無いことに注意してください。
システムデータモデル
システム関連の情報を「${system.*}」の形で取得することができます。
- dateStr
現在の日付を「YYYY/MM/DD」の形式の文字列で取得します。
- timeStr
現在の時刻を「HH:MM:SS」の形式の文字列で取得します。
会社情報データモデル
会社情報設定画面にて設定した会社に関する情報を 「${company.*}」の形で取得することができます。
※例えば会社名文字列の中に「<>&"」のいずれかの文字が含まれる可能性のあるときは 「${company.name?html}」の形で取得してください。 FreeMarkerのhtmlビルトインを参照してください。 |
- name(文字列)
会社名を取得します。未設定の場合は空文字列になります。
- phone(文字列)
電話番号を取得します。未設定の場合は空文字列になります。
- fax(文字列)
FAX番号を取得します。未設定の場合は空文字列になります。
- address(文字列)
住所を取得します。未設定の場合は空文字列になります。
商品データモデル
もっとも単純なマークは「${goods.*}」という形で商品が持つデータを取得することです。 この「*」部分には以下のものがあります。
※例えば商品名文字列の中に「<>&"」のいずれかの文字が含まれる可能性のあるときは 「${goods.name?html}」の形で取得してください。 FreeMarkerのhtmlビルトインを参照してください。 |
基本情報に関するもの
- codeStr(文字列)
商品のコードを文字列で取得します
- registeredDateStr(文字列)
商品の登録日を「YYYY/MM/DD」の 形式の文字列で取得します。何らかの理由で登録日が格納されていない場合は空文字列です。
- name(文字列)
商品の名称を取得します。
- yomi(文字列)
商品の名称よみを取得します。
- spec(文字列)
商品の規格を取得します。
- nameSpec(文字列)
商品の名称・規格を接続したものを文字列で取得します。
- makerName(文字列)
商品のメーカー名を取得します。メーカーが指定されていない場合は空文字列です。
- janCode(文字列)
商品のJANコードを文字列で取得します。JANコード未登録の場合は空文字列になります。
- instoreCode(文字列)
商品のインストアコードを文字列で取得します。 インストアコード設定が無い場合は空文字列になります。
- janOrInstore(文字列)
商品のJANコードがあればそれを、無い場合はインストアコードを取得します。 インストアコード設定が無い場合は空文字列になります。
- mainSupplierName(文字列)
商品の主仕入先名を取得します。主仕入先が指定されていない場合は空文字列です。
- mainSupplierCode(文字列)
商品の主仕入先での品番を取得します。 主仕入先が指定されていない場合、品番が指定されていない場合は空文字列です。
- groupName(文字列)
商品の属するグループの名称を取得します。 グループに属さない場合は空文字列です。
価格に関するもの
- makerPriceTaxedStr(文字列)
現在の商品の税込みメーカー価格を 文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 メーカー価格指定が無いか、あっても0以下の場合は空文字列になります。
- displayPriceTaxedStr(文字列)
現在の商品の税込み表示価格を文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 表示価格指定が無いか、あっても0以下の場合は空文字列になります。
- sellingPriceTaxedStr(文字列)
現在の商品の税込み売上価格(販売価格)を 文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 販売価格指定が無いか、あっても0以下の場合は空文字列になります。
- discountPriceTaxedEncodedStr(文字列)
現在の商品の税込み割引価格を 内部価格記号でエンコードしたものを取得します。 割引価格指定が無いか、あっても0以下の場合、あるいは内部価格記号が指定されていない場合は空文字列になります。
- makerPriceExcStr(文字列)
現在の商品の税別メーカー価格を 文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 メーカー価格指定が無いか、あっても0以下の場合は空文字列になります。
- displayPriceExcStr(文字列)
現在の商品の税別表示価格を文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 表示価格指定が無いか、あっても0以下の場合は空文字列になります。
- sellingPriceExcStr(文字列)
現在の商品の税別売上価格(販売価格)を 文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 販売価格指定が無いか、あっても0以下の場合は空文字列になります。
その他
- user1(文字列)
ユーザ定義列1の内容を文字列で取得します。 ユーザ定義列1が存在しない場合や、値の設定が無い場合は空文字列になります。
user2, user3, user4, user5も同様です。
- nonpluCode
NON-PLUのJANコードを文字列で取得します。 これは印刷時のみに正しく取得できます。 プレビュー時には商品コード部分・価格部分の全桁が「9」のJANコードが取得されます。
- nonpluPriceStr
NON-PLUの価格を文字列で取得します。3桁ごとのカンマが付加されます。 これは印刷時のみに正しく取得できます。 プレビュー時には価格の全桁が「9」になります。
- nonpluQuantityStr
NON-PLU商品ラベル作成時に数量を指定したとき、その値を文字列で取得します。 数量指定のない場合は空文字列です。 これは印刷時のみに取得できます。プレビュー時には取得できません。
顧客データモデル
※例えば顧客名文字列の中に「<>&"」のいずれかの文字が含まれる可能性のあるときは 「${customer.name?html}」の形で取得してください。 FreeMarkerのhtmlビルトインを参照してください。 |
- codeStr
顧客コードを文字列として取得します。
- name
顧客名称を取得します。
- yomi
顧客よみを取得します。
- phone
顧客電話番号を取得します。未設定の場合は空文字列です。
- fax
顧客FAX番号を取得します。未設定の場合は空文字列です。
- instoreCode
顧客インストアコードを取得します。
貸出品データモデル
※例えば貸出品備考文字列の中に「<>&"」のいずれかの文字が含まれる可能性のあるときは 「${lending.remarks?html}」の形で取得してください。 FreeMarkerのhtmlビルトインを参照してください。 |
- codeStr
貸出品コードを文字列として取得します。
- instoreCode
貸出品コードから作成されたインストアコードを取得します。
- registeredDateStr
登録日を「YYYY/MM/DD」の形式の文字列として取得します。
- disposedDateStr
抹消日を「YYYY/MM/DD」の形式の文字列として取得します。抹消されていない場合は空文字列です。
- remarks
備考を取得します。備考が設定されていない場合は空文字列です。
- goods
商品データモデルを取得します。