複数の商品スタッフIIの共存

ここでは以下のように、複数の商品スタッフIIを同時に使用するケースについて説明します。

Ver.1スタンドアロン版とVer.2の共存

Ver.1スタンドアロン版をお使いになりながら、Ver.2の試用をしたい場合の注意点です。

基本的には何の問題もありません。スタンドアロン版を使いながら、同じパソコンでVer.2のサーバを起動し、端末を起動することができます。 ただし、以下の点に注意してください。

Java8が必要です

Ver.2にはJava8が必要です。また、1.40リリース版をお使いの場合には、Javaが32ビット版であることが必要です。

商品スタッフII Ver.2のインストールから起動までを参照してください。

Ver.1ネットワーク版とVer.2の共存、あるいは複数のVer.2の共存

この場合にも前項と同様にJava8のインストールが必要です。 特に1.40を継続使用される場合は、32ビット版をインストールしてください。

いずれの場合にも、共存が可能ですが、ケースごとに対処方法が異なります。

そもそもが異なるデータベースで、異なるサーバマシンの場合

同じ一つのデータベースのコピーではなく、そもそも別のデータベースとして作成したものについて、別のパソコンにおいてサーバとして起動する場合です。

この場合には、何の特別な操作もいりません。例えば、サーバマシンA、サーバマシンBがある場合、 端末マシンCは、Aの端末画面もBの端末画面も同時に表示・操作することができます。

そもそもが同じデータベースを、異なるサーバマシンで運用する場合

例えば、Ver.1ネットワーク版のデータベースをコピーして、Ver.2を試用したい場合です。 サーバマシンとしては異なるものを使います。

この場合には、データベース内に書き込まれているサーバ識別子を変更する必要があります。 サーバマシンは別々ですが、サーバ識別子が同一なので、端末側では同じものとみなされてしまうからです。

サーバ識別子の変更方法については、サーバ起動時設定を参照してください。

これを、二つのサーバのうちの後の方(コピーの方)で行なってください。 元で行なってしまうと、現在動作している端末側にて、その再起動時に端末レコードの再選択が必要になります。

そもそもが同じデータベースを、同じサーバマシンで運用する場合

例えば、Ver.1ネットワーク版のデータベースをコピーして、Ver.2を試用したい場合で、これを同じサーバマシンで動作させたい場合です。

この場合には、前項で見たように「サーバ識別子の変更」が必要になり、 それに加えて、二つのポート番号をデフォルトとは異なるものにする必要があります。

これについては、サーバ起動時設定を参照してください。 webServerPort、rmiPortの二つについて8080、4455とは別の値を指定する必要があります。

複数の商品スタッフIIで混乱が生じないために

複数の商品スタッフを同時に一つのパソコンで操作する場合に混乱が生じないよう、 「testRun=true」の利用をご考慮ください。 サーバ起動時設定を参照してください。