サーバ(サーバマシン)を中心とし、 そのまわりに端末パソコン(レジ端末含む)を配置する形になります。 Ver.2からは、ウェブ端末(スマホ、タブレットなど)も含まれます。 オプションとして、バックアップ用のネットワークストレージやサブサーバを配置します。
現在、端末パソコンはWindowsのみの対応ですが、サーバマシンはLinux、Windowsどちらにも対応します。 弊社としては安定性・信頼性・経済性などの、どの面からもLinuxをおすすめします。
サーバは本システムのすべてのデータを保持します(一部除く)。 データとは主に本システムのデータベースファイルです。
現在のところ、端末パソコン(クライアント)側に表示される各ウインドウの位置とサイズのみを その端末パソコンのファイルシステムに保存しています。 これらが失われたり破壊された場合には、ウインドウの位置とサイズが初期状態に戻るだけですので 復旧は容易です。
サーバは一般に電源を落とす必要はありません。 いわゆる「サーバマシン」として販売されている機械はそのような形で運用することを 想定しています。
本システムの対象としては現在のところ、24時間営業のお店や夜間のみ営業といったお店は想定していません。
午前0時までには、すべての業務が終了していることを前提としています。 サーバは業務の行われていない夜間(通常は日付が変わったとき)に、 一時的に負荷が高くなる処理を自動的に行います。 つまり、以下の処理です。
サーバは本システムのすべてのデータを集中的に管理していますから、 そのバックアップは重要です。 本システムでは三つのバックアップ方法を提供しています。
ユーザの指定したときにサーバ内のプログラムとデータ、あるいはデータのみをバックアップします。 バックアップは、この指示を行った端末のファイルとして取得することができます。
バックアップは任意の時点で可能です。つまり、何らかの業務を実行中であっても バックアップを行うことができます。
サーバは、夜間処理によって集計を行いますが、その際に 自動でフルバックアップをさせることができます。 つまり、一日に一回自動でフルバックアップを作成することができます。
一日一回のフルバックアップでは不安な場合に、さらに自動差分バックアップを用意しています。 これは、夜間処理の際に一度フルバックアップを行い、その後指定された分数ごと(例えば10分ごと)に 差分のバックアップをとっていくものです。 次の夜間処理の前に差分バックアップを終了し、夜間処理の後で新たに差分バックアップを開始します。
これにより、もし運用中のサーバに異常があっても、(この例では)最大10分間分のデータ が失われるだけで復旧ができます。