本システムでは、主に販売活動を通じて日々あらゆる情報が集積していきますが、 それらを統計的に見ていくためには「集計」という作業が必要です。
例えば、ある商品の販売数量を一日ごと、一ヶ月ごと、一年ごとに合計します。 これにより、その商品の売上動向を見たいとき、すぐにこれらの合計値を表示できます。
集計は日毎に自動的に行われますが、このタイミングは重要です。 本システムでは、(デフォルトでは)1日を0時から次の日の0時までとしており、 (基本的には)0時を過ぎたら前日等の自動集計を行うという方法をとっています。 さらに、前日を含む月の再集計を行い、さらにその月を含む年の再集計を行います。
例えば、前日が1月15日であった場合、1月16日の0時以降に「1月15日の集計を行い、 1月の再集計を行い、その年の再集計を行う」という具合になります。
通常のお店では深夜をまたがって営業を続けることはありません。 ですから暦日と集計日は同一です。つまり、1月15日の売上は1月15日分として集計すればよいことになります。
これとは異なり、深夜営業のお店では0時をまたがり暦日の二日間に渡って営業を行います。 例えば、15時から営業開始し翌日10時に終了するようなお店では、正午を集計日の切り替えとした方が 良いかもしれません。
本システムでは「どの24時間」を集計日とするかを、区切り時刻とその前後指定によって指定します。
詳細は集計日設定画面を参照してください。
デフォルトの「0時から翌0時」(暦日と集計日が一致している状態)以外の設定にした場合には、 当然ですが、暦日と集計日が一致しなくなることがある点に注意してください。
例えば、区切りを正午としてその後24時間を一日とした場合、 1月15日の10時30分の売上は1月14日分として集計されてしまいます。 お買い上げ日はあくまでも1月15日です。これを1月14日と変更するわけにはいきません。 しかし、その売上が集計される日付は1月14日になってしまいます。
このように、あくまでも暦日を保持し続けるデータと、その集計結果の日付の異なるデータが混在することになります。
集計日設定によって集計されたデータが表示されるのは以下の場所です。
このほか、商品情報画面等で表示される 売上集計値などもこの集計値が利用されます。
集計の実行時期はシステムの使用方法によって異なります。
一般にサーバを停止することはありません(必要がありません)ので、 集計その他の処理はサーバ側で夜間に自動的に行われます。 サーバをいったん停止し、次の日の業務前に起動した場合には、起動直後に それらの夜間処理を行います。
夜間処理の内容は以下の通りです。
業務終了時(区切り時刻よりも前)にパソコンの電源を切断する場合ですが、 このときには、次回起動時に前日等の集計が行われていなければ、バックグラウンドで集計を行います。
通常の設定では、自動集計されるのは「前日分」です。 本日分の売上の集計値をすぐに閲覧したい場合には、システムにそれを指示する必要があります。 これは、予定集計画面にて行います。
また、何らかの理由で集計値に間違いがある場合は範囲再集計画面 にて日付範囲を指定して再集計を行うことができます。