ここでは、本マニュアルが対象とする直売所業務のモデルとパソコン以外に必要なハードウェアについて述べます。
以下のような業務形態を前提とします。
以上のような農産物直売所の運営のためには、本システムがインストールされたパソコンの他に、 以下のようなハードウェアが必要です。 ただし、予算によっては一部を省略することもできますし、 それ以前に練習用・検証用などとして本システムを使用する場合には不要です。
実際の運営において最低限必要な追加ハードウェアは「バーコードスキャナ」と思われます。 現在はUSB接続の安価なものが出回っており、標準的なものであれば1万円以下で入手可能です。
バーコード読込みにより素早い処理を行うためには必須です。 特に農産物直売所の場合、開店から一時間程度で商品をあらかた販売しきってしまうケースも多々あるため、 お客様を待たせないためには、絶対に必要なものです。 バーコードスキャナを参照してください。
※バーコードスキャナの無い場合はキーボードから13桁もしくは8桁の数字(バーコードに記述されている数字)を 入力することでスキャナ入力のシミュレートをすることができます。
一般に、バーコードラベルを印刷するためには、専用のラベルプリンタがあった方が便利です。 本システムでは、専用のラベルプリンタに対応しています。
しかしながら、パソコン等に比較するとまだまだ高価であることは否めません。 本システムでは、専用のラベルプリンタのほかに、通常のA4プリンタを使って、 例えば、のり付きのラベル用紙(タックシール)に印刷することもできます。
※通常のA4プリンタでも、インクジェット方式のものは使用できません。 農産物は水分が多いのでインクジェットプリンタで印刷したラベルでは、インクが水によって流れてしまう恐れがあります。 レーザープリンタ等をおすすめします。
お客様にお渡しするレシートを印刷するプリンタです。 本システムでは、専用のレシートプリンタに 対応しています。
が、これらもある程度値の張るものです。本システムでは通常のA4プリンタにて、例えば A6用紙(A4用紙の4分の1の大きさ)を使ってレシートを印刷することもできます。 ただしこの場合は、カット紙ですので通常のレシートとは異なり1ページに収まりきらないときは 複数ページにまたがってしまうことにご注意ください。
また、レシートプリンタ専用の感熱ロール紙より、A6用紙の方がランニングコストとしては高くなると思われますので、 この点にもご注意ください。
※レシートプリンタの無い場合は、シミュレータによってレジ画面上にレシートプリンタの印字イメージを 表示することができます。
いわゆる「つり銭表示機」と言われるものですが、通常はお客様に合計金額を示すための表示機です。 口頭で伝えるか、本システムのレジ画面をお客様側から見えるようにすればよいことですので、 省略することが可能です。 カスタマディスプレイを参照してください。
※カスタマディスプレイの無い場合は、シミュレータによってレジ画面上にカスタマディスプレイの表示 イメージを表示することができます。