返品タブ

概要

ここでは過去に行われた販売取引中の商品の返品を受け付けます。 重複返品は受け入れません。 それぞれの販売取引記録にはその商品が返品されたかどうかの記録も保持していますので、 「既に返品された商品を再度返品する」ということはできません。

レジスタータブの返品機能ではなく、 本機能を使うことにより、 それぞれの販売取引の中の商品が「販売されたままか返品されたのか」確実に把握することができます。

現計の場合は返品時の返金額が示されます。 売掛の場合には基本的に返金はありませんが、内金がある場合には返品された商品と内金額・売掛額などの 比較を行い、自動的に返金額が決定されます。

返品を受け付ける場合には、顧客側の「返品理由」の選択が必要です。 これはあらかじめ返品理由画面で登録しておきます。

返品の手順

取引の特定

まず返品対象取引を特定します。 これは状態変更タブの販売取引の特定 と全く同じ操作です。 レシートのJANコード・レシート番号の手入力・商品JANコードの入力・商品の手検索のいずれかで 取引を特定します。

返品商品の選択

すべての商品を一度に返品指定する

すべての商品を一度に返品指定するには、右上の「全返品操作」をクリックします。

ただし、既に返品済みの商品がある場合には警告が表示されます。 例えば、商品Aを10個販売した後に、既に3個返品されている場合には、 「全返品操作」を行っても返品数量は7個となります。

個別の商品の返品数量を指定する

返品される商品をカーソルキーもしくはマウスで選択し、数量変更(通常はF8キー)で返品数量を指定します。 数量の一部を指定することも可能です。例えば、10個のうち5個だけを返品ということができます。 ただし、既に返品済み数量のある場合、残りの数以上の数量は指定できません。

返品数量を指定していくと、そのつど返金額等が自動計算されて表示されます。

返品の確定

最後にEnterキーを押すことで返品を確定させます。 このとき、返金があれば返金額が指示されます。 また返品理由の指定が必要です(あらかじめ返品理由画面での設定が必要です)。

返金方法と金額の指定

上の画像では現金での返金ですが、販売時の入金方法によっては現金以外の返金となることがあります。 また、販売時に複数の入金方法を受け入れた場合には、どの方法で返金するかを指定する必要があることに 注意してください。

例えば、総額1万円の支払いのうち、カードで5000円、現金で5000円を支払ったとします。 このうちの3000円分の商品が返品され、3000円を返金しなければならないとすると、 システム側では現金で返金するのか、カードの返金とするのかを決定できません。 この場合は、ユーザがどちらの方法でいくら返金するのかを(「返金金額」として)指定する必要があります。

このとき、「可能金額」はその方法で最大いくらを返金できるかを示すものです。 ただし、実際にはこの金額以上の金額を指定することもできます。 また、販売時の支払いに現金が含まれていなくとも、現金での返金ができるようになっています。

例えば、販売時に全額「商品券」で支払ったとしますと、返品時の返金を「商品券」で行うことができない場合があります。 このような場合にも現金で返金できるようにするためです。

「OK」ボタンをクリックすると返品処理が確定します。

返品レシートと伝票の印刷

返品処理が確定すると、返品レシートを印刷します。 また、特に売掛返品の場合には、デフォルトのプリンタにA4サイズで「売掛返品伝票」を印刷します。