Windows10は2019年時点における最新のWindowsですが、このOSには様々な問題点があります。 その最大のものは、タブレット・スマフォといったタッチデバイスへの対応を優先しており、マウスを使う業務用のデスクトップパソコン では逆に使いにくくなっていることです。
特に「フラットデザイン」と呼ばれるものですが、デフォルトではボタン等のデザインが「フラット」になっており、 「押せるボタン」であることが分かりづらくいものとなっています。
また、各ウインドウのタイトル部分が白く、ボーダー部分(ウインドウ枠)の当たり判定が厳しく、 マウスによってウインドウサイズを変更することが分かりづらくなっています。 タブレット・スマフォでは「ボーダーをドラッグしてサイズ変更する」という操作が無いためと思われます。 以下の部分です。
これは商品スタッフIIに限らず、Windows上で実行するあらゆるソフトウェアに影響しています。 商品スタッフIIも「Windowsの流儀に合わせる」設計になっているため、Windows自体のテーマ(デザイン)が変更されると、 それに従った表示になるからです。
以上の通り、Windows10のデフォルトのテーマとしては、タブレット・スマフォ等を優先したものであり、業務向け・デスクトップ向けではありません。 しかし、Windowsはテーマを変更する機能がありますから、この機能を使用してテーマを変えてしまいます。
ボタンが平坦に見えることまでは変更できませんが、「ボーダー」をより太くし、明確にすることが可能です。 これに伴い、ウインドウタイトル部分も同じ色で着色されます。 例えば以下の表示になります。
この方法については、弊社技術サイトGWTCenterの Windows10のボーダーを表示させるを参照してください。
商品ススタッフIIの実行とは無関係ですが、Windows10を業務用のデスクトップ機で使用するための、 その他のおすすめするカスタマイズについて、いくつかをあげます。
デフォルトでは、無駄なアニメーションや透過効果などが多数使われています。 かえって見にくくする効果しかなく、やめさせてしまうことをおすすめします。
Windows10のアニメーションをやめさせるに記述しましたのでご参照ください。
デフォルトでは、タスクバーに検索ボックスが表示されています。 これもまた、タブレット・スマフォ利用者が、何らかのものをすばやく探し出すためのものですが、 タスクバーの領域が狭くなってしまい、逆に不便になっています。これを非表示にします。
Windows10の検索ボックスを非表示にするを参照してください。
スタートメニューもまた、タブレット・スマフォ利用者向けとしては使いやすいものに改良されていますが、 マウスの使用できるデスクトップ利用者にとっては、かえって面倒なものです。 スタートメニューをWindows7以前のメニュー方式に戻してしまいます。
例えば、以下のように、グループ化されたプログラムにマウスで簡単にアクセスできるようなものになります。
Windows10をまともなメニューにするを参照してください。