クリップシステム

コンピュータ上でよく行われる操作の一つに「コピー&ペースト」というものがあります。 これは、一つの文書から必要部分をコピーし、クリップボードと言われる領域に記憶しておき、 他の複数の文書に貼り付けるというものです。


本システムではこの考え方を応用して、例えば商品集合について以下のような操作ができるようにしています。

をクリップに入れる(記憶する)。クリップ内にある商品について

「顧客」や「取引」についても同様の操作ができます。

この仕組みが必要な理由は、本システムが多様な機能に分かれているからです。 それらの機能を組み合わせて使うには、一方から一方へデータを送りこむ必要があります。 従来型のシステムでこれを行うには、例えば一方の機能で表示される商品コードをメモしておき、 他方の機能でその商品コードを入力するといった面倒な作業を行う必要がありました。

商品クリップ・顧客クリップ・取引クリップ

本システムのクリップは一般的なクリップボードと以下の点で異なります。

操作

例として、商品についての操作を見ていきます。

商品の抽出とクリップへの格納

商品分類の中の商品をクリップに入れる例です。 このほか、あらゆる伝票の商品行をクリップに入れることができます。

条件に一致する商品を抜き出す例です。

抽出条件は以下になります。

クリップされた商品の利用

クリップに格納された商品を様々な場所で利用することができます。 「クリップ取得」ボタンをクリックすることで、クリップ内の商品を取り込みます。

以下は複数の商品を次々に編集する例です。

エクスポートを行う例です。CSV形式・Excel形式のファイルや印刷ができます。

この例では、クリップにある商品を、ある分類にまとめています。